ワキガの臭い、本人が気づかないのはなぜ?
ワキガは、腋窩(えきか)と呼ばれる脇の下から出る強い臭いのことを指します。ワキガの臭いは、主にアポクリン汗腺から分泌される汗と、その汗に皮膚常在菌が作用して分解することで発生します。
ワキガの臭いは、他人から指摘されて初めて気づく人も多いようです。しかし、実は本人がワキガに気づかないことも少なくありません。なぜ、本人はワキガに気づかないのでしょうか?
嗅覚の順応
嗅覚は、同じ臭いに繰り返し触れることで、その臭いを認識しにくくなるという性質があります。このことを「嗅覚の順応」といいます。
ワキガの臭いは、本人にとっては日常的に触れている臭いであり、そのために嗅覚が順応し、臭いに気づきにくくなっていると考えられます。
臭いの強さ
ワキガの臭いの強さは、人によって異なります。軽度のワキガの場合は、本人は臭いに気づかないこともあります。
また、ワキガの臭いは、汗をかきやすい環境や、食生活などの影響によっても強さが変わります。そのため、臭いが強くなったことに気づかない人もいます。
鼻炎などの疾患
鼻炎などの疾患によって、嗅覚が低下している場合も、ワキガの臭いに気づきにくくなります。
ワキガの概念がない
ワキガの概念がない人も、ワキガの臭いに気づかないことがあります。
ワキガの臭いは、人によって感じ方が異なります。そのため、ワキガの臭いに気づかない人もいます。
まとめ
ワキガの臭いに気づかない理由は、以下の4つが考えられます。
・嗅覚の順応
・臭いの強さ
・鼻炎などの疾患
・ワキガの概念がない
ワキガの臭いに気づかない場合は、他人から指摘されるまで気づかないこともあるかもしれません。そのため、ワキガの臭いが気になる場合は、専門医に相談することをおすすめします。