子供のワキガの治療はどこの科?治療方法や費用を解説
子供のワキガは、思春期の成長とともに発症するケースが多いといわれています。しかし、症状が軽度であれば、日常生活に支障をきたすことはありません。
一方、症状が重度であると、周囲から指摘されたり、自信を失ったりすることもあるでしょう。子供のワキガを治療する際には、どの科を受診すればよいのか、どのような治療方法があるのか、気になるところだと思います。
そこで、この記事では、子供のワキガの治療について、以下の内容を解説します。
・子供のワキガはどこの科を受診すればよいのか
・子供のワキガの治療方法
・子供のワキガの治療費用
子供のワキガはどこの科を受診すればよいのか
子供のワキガの治療を検討している場合、どの科を受診すればよいのか迷う方も多いでしょう。
結論から言うと、子供のワキガの治療は、皮膚科で受けるのが一般的です。皮膚科は、皮膚や皮膚の附属器の病気を専門とする科です。ワキガの原因となるアポクリン汗腺の異常は、皮膚科で診察を受けることができます。
また、ワキガの治療には、手術療法と非手術療法がありますが、手術療法は形成外科で受けることができます。
子供のワキガの治療方法
子供のワキガの治療方法は、大きく分けて「手術療法」と「非手術療法」の2つがあります。
手術療法
手術療法は、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を切除する方法です。切除方法は、以下の2つがあります。
・剪除法:ワキの皮膚を切開して、アポクリン汗腺を切除する方法
・ミラドライ:高周波を照射して、アポクリン汗腺を焼灼する方法
手術療法は、ワキガの根本的な治療法ですが、切開や麻酔が必要になるため、子供には小学校高学年以降の適応となることが多いです。
非手術療法
非手術療法は、ワキガの臭いを抑える方法です。以下の3つの方法があります。
制汗剤:汗を抑えて、臭いを発生させにくくする
デオドラント剤:臭いの原因となる菌を抑える
ワキガ治療薬:臭いの原因となる物質の分泌を抑える
非手術療法は、手術療法と比べて痛みが少なく、比較的早い時期から始めることができます。しかし、症状が重度な場合には、効果が十分でないこともあります。
子供のワキガの治療費用
子供のワキガの治療費用は、治療方法や症状の程度によって異なります。
手術療法
剪除法の費用は、20万円~30万円程度です。ミラドライの費用は、15万円~20万円程度です。
非手術療法
制汗剤やデオドラント剤の費用は、数百円~数千円程度です。ワキガ治療薬の費用は、1万円~2万円程度です。
まとめ
子供のワキガの治療は、皮膚科を受診するのが一般的です。治療方法には、手術療法と非手術療法の2つがあり、症状の程度や希望によって選択することができます。
子供のワキガで悩んでいる場合には、早めに専門医に相談することをおすすめします。